全く髪を傷めないコテは、正直ありません。
コテは性質上どうしても熱や摩擦でダメージを与えてしまう道具。
でもご安心を。「痛みにくい(以下、痛まない)」コテの選び方と、「痛まないための正しい使い方」を押さえれば、ダメージはグッと小さくできます。
今回はその2本柱を、順を追ってわかりやすくお伝えしますね(^^)
コテ=高温の熱。だから「ゼロダメージ」は難しいのが現実です。
ただし、使い方のコツ、熱から守るスタイリング剤、アフターケアの3点を徹底すれば、体感的にも見た目にもダメージは最小限に。翌日の手触りまで変わります。
目次
使い方をマスターすればダメージは激減
1. 髪を根元までしっかり乾かす(半乾きNG)
2. ブラシで毛流れを整える(ひっかかり除去)
3. 熱保護系スタイリング剤(ヘアミルク等)を均一に塗布
4. クリップでブロッキング(薄めの束に分ける)
5. コテを当てて素早く仕上げる
この1~5を守るだけで、当てる温度・時間が短縮され、髪への負担は目に見えてダウン。
つい面倒で③や④を省きがちですが、準備8割と思って丁寧にいきましょう。
「準備8割」で痛みを防ぐ理由
乾いた髪+絡みゼロの状態で熱を入れると、一回のスルーで形がつきやすくなります。結果、同じ箇所に何度も熱を当てずに済む=ダメージが減る、という流れ。ブロッキングで束を薄くすると、内側までムラなく熱が届き、さらに時短に。
実際の巻き方(痛みにくい基本)
髪を床に対して約45度前方へ引き出し、中間からコテを当ててスタート。ヘッドは常に上向きが基本です。
巻く前に一度軽くスルーしてキューティクルを整えるとツヤ感アップ(フリッパーはわずかに浮かせて摩擦を減らすのがコツ)。
中間で挟んだら、人差し指でフリッパーを少し浮かせつつ毛先手前まで滑らせ、上方向へ一気に巻き上げる。
余熱で形を固定するイメージで、触りすぎないのもポイントです。
スタイリング剤(スプレー/ミルク)で熱から守る
スタイリング剤は「形をキープするため」だけじゃありません。熱から髪を守る“盾”として使うのが超大事。
種類と特徴
・スプレー(ミスト):手早く全体に行き渡る。手が汚れにくい。
・ミルク:伸びがよく、髪内部まで潤い補給しやすい。保護力高め。
・ローション:さらっと軽い使用感。細毛・軟毛でも重くなりにくい。
使うタイミング&コツ
ブラッシング後~ブロッキング前に全体へ。ミストで水分が多くついた時は、軽くドライしてからコテを。商品ごとの推奨用量・距離は必ずチェックして、つけすぎ=ジュッと蒸気ダメージを防ぎましょう。
どこで買える?
ドラッグストアやロフト・東急ハンズなどで入手可。ネット通販も種類が豊富で比較しやすいです。初めてならミルク系のヒートプロテクト表記を目印に。
毎日使うなら“アフターケア”が命
コテは連日使用でダメージが蓄積
毎日使ってもOKではありますが、負担は確実に溜まると心得て。できればイベント日・休日などに頻度を絞ると綺麗が長持ち。
毎朝しっかり巻く派は、サロンの低ダメージ系パーマ(エアウェーブ/水パーマ等)を検討するのも一手です。
洗い流さないトリートメントで補修&保湿
入浴時のトリートメントに加え、アウトバス(濡れた髪~半乾き)でオイル/ミルクをオン。熱で失われた水分・油分を補い、翌日の引っかかりを軽減します。
私はドラッグストアでも買えるラサーナのヘアミルク&エッセンスを愛用中。
海藻エキス由来の保湿で、パサつきやすい髪もしっとり落ち着きますよ。髪質に合うアイテムをひとつ“相棒”に決めるのが続けるコツです。
「痛まないコテ」の選び方
痛む主な原因はこの3つ
1. 熱 × 時間(高温を長く当てるほどタンパク変性が進む)
2. 水分の蒸発(内部の水分・油分が抜けてパサつきに)
3. 摩擦(滑りが悪いコーティングや過度の挟み込み)
髪の主成分はタンパク質。卵と同じで熱で固まる=硬く脆くなる性質があります。高温を短時間で一発決めできるかが勝負。さらに、熱で内部水分が飛ぶとパサつき・広がりの原因に。コテの滑りの良さや均一な温度管理もダメージコントロールの鍵です。
この先のセクションでは、プレート素材や温度可変、立ち上がり速度など、“痛みにくさ”で見るべきスペックを解説しつつ、おすすめ機種も紹介しますね。
コテは髪に直接当てて熱を伝える道具。どうしても摩擦が生じます。
毛束を強く挟んだままスライドさせたり、無理に引っぱって巻こうとすると、その摩擦がさらに大きくなり、キューティクルを傷つけてダメージやパサつきの原因に。特に乾燥しやすい髪質やブリーチ毛は影響を受けやすいので注意が必要です。
この3つを防ぐコテを紹介
「まったく痛まないコテ」は残念ながら存在しませんが、摩擦・熱・乾燥のどれかに強みを持つモデルを選べば、ダメージは最小限にできます。
初めてコテを使う方や力加減がまだ分からない方は、まずは摩擦の少ない構造のコテを。
一方、仕上がりがパサつきやすい人は、水分の蒸発を抑えるプレートを採用した機種を選ぶのが正解。
コテの種類や機能はさまざま。自分の髪質・現在のダメージ・仕上がりの好みを把握したうえで、お気に入りの一本を見つけましょう。

痛みにくいコテ3位:コテ初心者に◎(摩擦を軽減)
モッズヘア イージーカール
挟まないから傷みにくい。ノークリップで摩擦を極力オフ。
最低・最高温度 | 120℃〜210℃(10℃刻み) |
バレルサイズ | 25 / 32mm |
コード長さ | 1.7m |
参考価格 | 8,510 |
温度設定 | 立ち上がり | 携帯性 | 海外対応 | 価格 |
◎ | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ |
モッズヘア イージーカールの推しポイント
「モッズヘア イージーカール」は痛みにくいコテの筆頭。
パイプの先端スリットに毛束を差し込んで回すだけの“ノークリップ構造”だから、クリップで強く挟む必要がなく、引っぱり摩擦を大幅にカットできます。
さらに内外ダブルヒーティングで熱が素早く均一に伝わるため、短時間で仕上がって熱ダメージも軽減。
巻き方はとってもシンプル
カールを始めたい位置で毛束を先端の隙間に入れ、あとは内外どちらかへ回転させながら毛先へスーッと滑らせるだけ。
ほどくときも引っぱらず、軽く回し戻してスルッと抜けばOK。きれいなカールが簡単に作れます。
クリップ式に慣れている人は最初だけ戸惑うかも
クリップ式は「挟む→巻く→抜く」の手順ですが、イージーカールは“挟まない”“方向も自由”。
最初は勝手の違いに戸惑う可能性がありますが、慣れてしまえば時短&低摩擦で手放せなくなりますよ。
痛みにくいコテ2位:パサつきが気になる人へ(水分蒸発をガード)
巻女
水分を抱え込む“シルクプレート”で、うるツヤ仕上げ。
最低・最高温度 | 100℃〜200℃(10℃単位で細かく設定可能) |
バレルのサイズ | 28/32mmの2種類 |
コードの長さ | 約2.5m |
参考価格 | 15,984円 |
温度設定 | 温度上昇スピード | 持ち運び収納 | 海外対応 | 価格 |
◎ | ◎ | △ | ー | △ |
巻女おすすめポイント
痛まないコテおすすめ第2位は「巻女」。
このアイロンの最大の魅力は、特殊技術で摩擦を極限まで抑えた「シルクプレート」を採用していること。髪へのダメージを最小限にとどめつつ、使うほどにツヤ感がアップし、しなやかな仕上がりを実感できます。
髪の水分をしっかり守ってダメージレス
一般的なヘアアイロンは、高温状態で水をかけると一瞬で蒸発し、それがパサつきや痛みの原因になります。
しかし「巻女」は違います。髪の内側と外側、どちらの水分も守るシルクプレートのおかげで、200℃の高温でもすぐには蒸発しないんです。だからこそ、髪の潤いをキープしながらスタイリングでき、仕上がりはしっとり艶やか。キューティクルをしっかり保護してくれるのも嬉しいポイントです。
摩擦ダメージを極限までカット
「巻女」に搭載されたシルクプレートは、髪を濡れた状態でも使用可能なほど摩擦力を抑えた特殊仕様。
一般的なアイロンのプレートは、摩擦と熱で表面が傷みやすく、長く使うと劣化してきます。ですが「巻女」のシルクプレートは違います。220℃という高温下で30万回ものスライドテストをクリアし、耐久性も抜群。滑らかな表面がずっと続くので、髪を痛めにくく安心して使えます。
摩擦を抑え、潤いを残しながら、美しいカールを叶えてくれるのが「巻女」の強みです。
痛まないコテおすすめ第1位はコレ:美容師さん愛用モデル(熱×時間を大幅カット)
クレイツホリスティックキュア
美容師さんが実際に愛用している人気モデル。髪が痛みにくいと口コミでも高評価!
最低・最高温度 | 150℃〜190℃(10℃単位で細かく設定可能) |
バレルのサイズ | 26/32mmから選べる |
コードの長さ | 約3.0m |
参考価格 | 16,200円 |
温度設定 | 温度上昇スピード | 持ち運び収納 | 海外対応 | 価格 |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
クレイツホリスティックキュアおすすめポイント
「髪をできるだけ痛めたくない!」そんな願いに応える痛まないコテおすすめ第1位が、クレイツホリスティックキュアです。
「髪にとって本当に良いことは何か?」という根本から見直して開発された、クレイツの最高傑作シリーズ。
使えば使うほどダメージを抑え、美しいツヤ髪へと導いてくれるのが大きな特徴です。あらゆる機能が高水準にまとまっており、まさにプロ品質のパフォーマンスを自宅で体感できます。
クレイツの中でも特におすすめのシリーズ
クレイツといえば、全国のヘアサロンや多くのスタイリストが愛用している美容メーカーの老舗ブランド。
その数あるラインナップの中でもホリスティックキュアは「最高傑作」と呼ばれており、プロが求める仕上がりや操作性をしっかり叶えてくれるモデルです。
温度上昇のスピードやリカバリーの速さに優れ、熱ムラがほとんどないので短時間で理想のスタイリングが可能。
さらに、細めで持ちやすいハンドルと、髪に優しくフィットするシリコンラバーで、操作感もなめらかです。
そして最大の魅力は、天然鉱石と多孔質ミネラルを組み合わせた「キュアクリスタルプレート」。
この特殊加工により、髪表面を均一に整え、思わず触れたくなるようなツヤ感を実現してくれます。
温度低下が少ないから素早くセットできて痛みにくい
「クセがつきにくいから…」と長時間アイロンを当て続けたり、何度も巻き直してしまうことってありますよね。
実はその原因、多くはアイロンのパイプ温度にあるんです。
一般的なアイロンは、髪を挟んだ瞬間にパイプの温度が下がり、元の設定温度に戻るまで時間がかかってしまいます。
その間にスタイリングを繰り返すことで、髪に負担がかかりやすいんです。
でもクレイツホリスティックキュアなら大丈夫。熱効率の高いセラミックヒーターを搭載しているので、わずか10秒ほどで設定温度まで復帰!
温度が安定しているから熱ムラもなく、一度のセットでしっかりクセづき、余分に当てる必要がありません。
結果として、髪を無駄に傷めることなく、素早く理想の仕上がりが叶います。