今ではほとんど見かけなくなりましたが、少し前まではコードレスヘアアイロンといえばガス式や乾電池式のものが主流でした。
今でもたまに見かけることはありますが、新しくコードレスヘアアイロンを購入しようとしている方には、ガス式や乾電池式はデメリットが多いため正直おすすめできません。

そこで今回は、どうしてガス式・電池式のコードレスヘアアイロンを選ばない方がいいのか、その理由をデメリットを交えて詳しくお伝えしていきますね。

ガス式・乾電池式コードレスのデメリット

〈デメリット1〉最高温度が低い

髪をしっかりストレートやカールに仕上げるためには、少なくとも180℃以上の温度が必要だと言われています。
一般的なヘアアイロンなら180℃〜200℃以上まで設定できるものも多く、最近の充電式コードレスアイロンでも200℃近く出せるモデルがありますよね。

ところが、ガス式や乾電池式のコードレスヘアアイロンは最高温度が140℃前後のものがほとんど。これでは前髪や毛先を直す程度でもなかなか思うようにセットできません。

一部には200℃まで設定できると表示されている電池式モデルもありますが、実際はプレートが低温で、手で触れてもやけどしないくらいの熱しか出ないことも…。さらに電池残量が減ると、急激に温度が下がってしまうケースもあります。

最高温度が低いヘアアイロンは、結局のところ「ただの荷物」になりやすいんです。だからこそガス式や電池式は避けた方が無難でしょう。

〈デメリット2〉温まるスピードが遅い

ガス式・電池式のコードレスヘアアイロンは、ただでさえ温度が低めなのに、温まるスピードも遅いんです。
例えば、あるガス式のモデルでは最高温度に到達するまでに5分もかかってしまうことがあります。外出先で急いで髪を直したいときに、5分も待つなんて現実的ではないですよね(^^;

中には比較的早く温まるものもありますが、それでも充電式のヘアアイロンと比べるとどうしても遅め。外でのちょっとしたお直し用途を考えると、この点も大きな不便さにつながります。

〈デメリット3〉ランニングコストがかかる

充電式のコードレスヘアアイロンなら、電池が切れたらコンセントやUSBで充電すればOK。電気代も微々たるもので、ほとんど気にならないレベルです。

一方でガス式や乾電池式の場合、使い切ったらガス缶や電池を買い足さなければいけません。1回あたりは数百円程度かもしれませんが、積み重なると結構な出費になります。

デメリット1や2に加えてランニングコストまで高いとなると、「わざわざガス式や乾電池式を選ぶ意味ってあるの?」と思ってしまいますよね(^^;

〈デメリット4〉ゴミが増える

ガス缶や乾電池を使うということは、当然ながら使い終わったら処分しなければなりません。乾電池ならまだ簡単ですが、ガス缶の場合は中身を使い切って穴を開けて処分する必要があり、結構手間がかかります。

さらに使うたびにゴミが増えていくので、環境にも優しくありませんし、エコの観点から見てもおすすめできません。
充電式なら充電するだけでゴミも出ず、手間も少なく環境にもやさしいので、やっぱり安心ですよね。

〈デメリット5〉選択肢が少ない

昔はコードレスといえばガス式や電池式が主流でしたが、今では充電式のモデルの方が圧倒的に多くなっています。デザインや機能も幅広く、好みに合わせて選びやすいのが魅力です。

逆にガス式や乾電池式は、現在では種類も限られていて、選択肢はかなり少ないのが現状。デザインが気に入らなかったら、その時点で選ぶ価値がなくなってしまうかもしれません(^^;

ガス式・電池式のコードレスヘアアイロンのメリット

ここまでデメリットを中心に紹介してきましたが、もちろん良い点も少しはあります。最後にガス式・電池式ならではのメリットもまとめておきますね。

ガス式・電池式のメリット

ガス缶や乾電池を入れ替えるだけですぐ使える

充電式は充電が切れてしまうと、再び使えるまで数時間待たなければならない場合が多いです。
でもガス式や電池式なら、予備を持っていれば交換するだけですぐに使えるので「充電し忘れた!」というときでも安心。旅行や出張で長時間持ち歩きたい人には、この手軽さは便利に感じるかもしれません。

ガス式特有のメリット

1つのガス缶で長時間使える

ガス式の大きな強みは、1つのガス缶で4〜5時間ほど連続使用できること。
充電式の多くが30分程度しか持たないことを考えると、長時間しっかり使いたい人にとっては大きなメリットになりますね(^^)

でもやっぱりコードレスヘアアイロンは充電式!

こうして見ると、ガス式や電池式にも多少のメリットはあるものの、それ以上にデメリットの方が目立ちます。
特に「温度の低さ」「温まる遅さ」「ランニングコストの高さ」は、ヘアアイロンとしての基本性能を損なう致命的なポイント。

やはり安心して使えるのは、充電式のコードレスヘアアイロンです。もしガス式や電池式を検討していたなら、今からでも充電式モデルを選び直した方がきっと後悔しませんよ(^^)