ヘアアイロン前に何もつけない方がいいって聞いたけど実際どうなの?

美容師さん曰く
何もつけない方がいい

髪に関わる仕事をしている方の意見なので、真実味がありそうですよね。

でも私の知り合いの美容師さんは「ヘアアイロン前に”つける”派」です。

こんな風に、人によって意見がバラバラで困りますよね(^^;

どれを信じればいいのか、気になる疑問だと思ったので、今回はその事を詳しく解説していきますね。

「ヘアアイロン前に何もつけない方がいい」←ホント?

そんなことはありません:つけるべき

美容師さんでも意見が分かれるくらいの疑問ですが、私は知り合いの美容師さんの意見も取り入れた結果「ヘアアイロン前に”つける派”」です。

何もつけない方がいいと言っている美容師さんは、もしかしたら、あることを勘違いしている可能性も。

髪につけるアイテムは3種類あります

その勘違いの原因は、髪につけるアイテムの種類。

3種類あるので、これが共有できていないことによって「つける派」と「何もつけない派」に分かれているのだと考えられます。

髪につけるアイテム3種類

1.髪を熱から守るヒートプロテクト
2.ワックスなどのスタイリング剤
3.夜お風呂上りにつけるトリートメント

この3種類があり、しかも1と2はどちらも「スタイリング剤」と略して呼ぶことが多いのが、人によって勘違いを引き起こす原因になっていると思います。

ヘアアイロン前につけるのは「ヒートプロテクト」

知り合いの美容師さんや私が、ヘアアイロン前につけた方がいいと思っているのは「1.髪を熱から守るヒートプロテクト」。

ヘアアイロンの熱は、髪にダメージを与える一番の原因なので、その熱から髪を守ってくれる「ヒートプロテクト」は、ヘアアイロン前に必須のアイテムです。

そんな必須アイテムのヒートプロテクトですが、ワックスなどと同じく「スタイリング剤」と略されることも多いのが紛らわしいところ。

例えば美容師さんに、

ヘアアイロン前にスタイリング剤をつけた方がいいですか?

などと訊いてしまうと、「2.ワックスなどのスタイリング剤」を連想した美容師さんは、きっと「ヘアアイロン前には何もつけない方がいい」と答えるはず。

それによって美容師さん内でも、「つける派と何もつけない派」に意見が分かれるのだと思います。

確かに2のワックスなどはつけない方が良いですが、1のヒートプロテクトは髪を守るために必須なので、ぜひ使いましょう。

ヘアアイロン前につけるおすすめアイテムを見る

ヒートプロテクトってどんなもの?

そんな髪を守るヒートプロテクト。
初めて聞くワードなので、どんなものか気になりますよね(^^)

薬局などにも売ってあります

ヒートプロテクトは別名、ヘアアイロン前に使うスタイリング剤とも呼ばれていて、ヘアアイロンの熱から髪を守ってくれるアイテムです。

薬局などでも取り扱っていて、気軽に取り入れることができますよ。

洗い流さないトリートメントなどの、ヘアケア用品コーナーに置いてあるので、探してみましょう。

例えばこんなもの

ちなみに私が薬局で購入したヒートプロテクトを一つ例をあげると↓↓↓

リーゼ なめらかストレートローション

今は取り扱っているか分かりませんが、こんな感じの「ヘアアイロン前に使う◯◯」と書かれている商品が、薬局でも迷わず見つけやすいと思います。

この成分が入っていれば大丈夫

ちなみに「ヘアアイロン前に使う◯◯」と書かれていなくても、成分に「シリコン」が入っていれば、ヘアミルクなどでも大丈夫。

裏面の成分表を見て、以下のような表示があるものを選びましょう。

シリコンの表示名

・コポリマー
・ジメチコン
・アモジメチコン
・シクロメチコン
・フェニルトリメチコン

「◯◯コン」と、最後にコンの文字が入っているので、分かりやすいですよね。
こんな感じのシリコンが成分表の最初の方に書いてある商品を選びましょう。

おすすめの洗い流さないトリートメントを見る

ヘアアイロン前に何もつけない方がいいと言われる理由

ワックスやヘアオイルをつけると思い込んでいるから

ヒートプロテクトは熱によるダメージから髪を守ることができるので、ヘアアイロン前の必須アイテム。

でもお伝えしたように、ヒートプロテクトはヘアアイロン前に使う「スタイリング剤」と呼ばれるため、「スタイリング剤=ワックス」と勘違いされることもしばしば。

それがヘアアイロン前に「つける派」「何もつけない方がいい派」に分かれる理由でしたよね。

ワックスだと摩擦でプレートが劣化

ヒートプロテクトは大丈夫ですが、ワックスはベタつきがあるため、ヘアアイロン前に髪につけてしまうとヘアアイロンのプレートに摩擦がかかります。

そうすると、プレートの表面の劣化が激しくなり、剥がれ・寿命の原因に。
ヘアアイロン前につけるのはヒートプロテクトです。
ワックスをつけるのは避けましょう。

でもヒートプロテクトはその心配はありません

この2つの事から、「ヘアアイロン前につける=ワックスやヘアオイル」と連想してしまうと、美容師さんなどが「何もつけない方がいい」と言ってしまう気持ちも分かります。

でもヒートプロテクトなら、その心配はありません。
むしろ髪を熱から守ってくれるので、髪のダメージを最小限にしたいなら、積極的に使いましょう。

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ヒートプロテクトはヘアアイロン前のこのタイミングで使います

ここまで紹介して、ヒートプロテクトが気になった方の為に、次はヒートプロテクトをつけるタイミングをお伝えしますね。

タイミング

1.コームで梳くなど準備
2.髪にヒートプロテクトをつける
3.髪を乾かす
4.ブロッキング
5.ヘアアイロン
6.ワックスやスプレー

こんな感じの流れで使います。
ヒートプロテクトをつけるタイミングは、コームやブラシなどで髪を梳いたあと。

間違えやすい注意点

ちなみにヒートプロテクトがミストやローションタイプの場合は、髪が一時的に濡れてしまうので、必ず乾かしてからヘアアイロンするようにしましょう。

ヘアアイロンを濡れ髪に使うとダメージが倍増してしまいます。
せっかく髪を守るはずのアイテムで、ダメージが増えてしまっては意味がありませんからね^^;

必ず乾かしてから使いましょう。

洗い流さないトリートメントでも代用可能?

シリコン入りなら大丈夫

途中でもお伝えしたように、洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)にもシリコンが入っているものなら、ヘアアイロン前のヒートプロテクトとして使えます。

シリコンの表示名

・コポリマー
・ジメチコン
・アモジメチコン
・シクロメチコン
・フェニルトリメチコン

裏面の成分表を見て、このような表示があるものを選びましょう。

ミストタイプは避けましょう

ミストタイプは髪が一時的に濡れてしまい、乾かしてから使う必要があるので、手間がかかってしまいます。
面倒だと思う方は避けましょう。

夜つけて寝たら朝はつけなくても大丈夫?

洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を夜つけて寝る方は、朝に重ね付けしてもいいですし、残っていれば重ね付けしなくても大丈夫です。

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