美容師さんからの ヘアアイロンSTOP宣言

私はヘアアイロンを酷使しすぎた結果、切れ毛・枝毛が増え続け、髪はボロボロのコンディションに…。
最終的には担当の美容師さんから「しばらくヘアアイロン禁止で」と本気のストップを言い渡されてしまいました^^;

それでも今はもう大丈夫。ケアと習慣の見直しで、髪はほぼ元通りの状態まで回復しました。
当時いろいろ教えてもらった内容がとても役立ったので、今回はその知識をもとに、切れ毛への対処法や“髪に優しい”アイロンの使い方、日常でできる予防ポイントまで丁寧にお伝えします。

切れ毛の原因はヘアアイロン?


原因は一つではなく、ドライヤーの熱、紫外線、枕との摩擦、乾燥などさまざま。ただ、その中でもヘアアイロンは高温で髪をはさむ行為のため負担が大きく、切れ毛を加速させやすいみたい。

ヘアアイロンで切れ毛ができる理由

過度な熱でタンパク変性が進むと、髪内部に微細な空洞がいくつも生まれ、繊維が脆い状態に。
そのままブラッシングやシャンプーで摩擦や引っ張りが加わると、毛の途中からプチっと切れてしまうようです。

使うたびに数本の毛が切れる場合は

アイロンを使う度、プレートの合わせ目や本体の段差で髪が引っかかり、途中で切れてしまうことはありませんか?

機種によって引っかかりやすさは異なりますが、頻度が高いなら、髪自体が弱っているサインの可能性も。
このあと紹介する守りの使い方や、ダメージを抑える工夫を実践して悪循環を止めましょう。

引っかかりにくい・傷みにくい機種を見る


治す方法はある?

残念ながらカットするしかありません

原因はヘアアイロン?
と担当さんに確認したところ、やはり熱ダメージの蓄積が大きかったとのこと。

さらに「直す手段はないのか」も尋ねましたが、やはり修復は不可。
目立つ部分は美容室でカットして整えるのが最適解です。

幸い、ヘアカラーのように全体へ長く残る負担ではなく、熱を当てた範囲にダメージが集中しがち。傷んだ毛先を整えれば、新しく伸びる根元は健康なまま。
ダメージは毛先から進行しやすいので、数センチのカットでも指通りや見た目はぐっと改善しますよ。

次は増やさないために

修復はできませんが、予防・抑制は可能。
このあと紹介する“傷みにくい”使い方を身につけて、切れ毛が目立たない状態をキープしましょう。

切れ毛を増やさないヘアアイロンの使い方

切れ毛の主因は“熱”。ドライヤーも当てすぎれば傷みますが、ヘアアイロンはさらに高温で髪を挟み込むため、影響はより強烈です。

100℃以上の熱を直接与えるので、無対策だと傷んで当然…^^;
もか(私)
もか(私)

準備8割で当てる時間を短く

高温ほどダメージは出やすく、同時に“当てる時間”が積み重なるほど負担は増大。
ダメージは「熱×時間」で決まるので、前準備で一度で決まる状態を作るのが近道です。

以下の準備を丁寧に行い、プレートを当てる回数と滞留時間をできるだけ短くしましょう。

準備

1.ヒートプロテクトで保護
2.髪をしっかり乾かす(必ず完全ドライ)
3.ブラシとコームでとかして絡みゼロに
4.ブロッキングする(薄めの束に分ける)

手順の詳細は下記にもまとめています。実践の前にチェックしておくと精度が上がります。

髪が傷みにくい使い方

ヒートプロテクトで髪を保護

準備の「1」は必須。ヒートプロテクトは熱から髪を守る専用スタイリング剤。
ワックスなどは仕上げ用ですが、ヒートプロテクトは“アイロン前”に使うのがポイントです。

ドラッグストアで気軽に買えるので、一本常備しておくと安心。特に中間~毛先は丁寧に塗布を。

例えばこんなヒートプロテクト

私が以前ドラッグストアで購入したのは、こんなタイプ。

同一製品が今もあるかはわかりませんが、似たカテゴリは多数並んでいます。
ヘアオイルやヘアミルクの棚に置かれていることが多いので、近くのお店で探してみてくださいね(^^)

リーゼの詳細を見る

アウトバストリートメントでケア

前準備を徹底しても、ダメージを完全にゼロにはできません。少しずつ蓄積する乾燥・パサつきを抑えるため、保湿・補修の“日々のケア”も強化しましょう。

アウトバストリートメントとは

別名「洗い流さないトリートメント」。お風呂で使うインバスとは異なり、上がった後に使います。
流れは「タオルドライ → アウトバス塗布 → ドライヤー」。洗い流さないため保護膜が持続し、インバスと併用すると予防効果が高まります。

おすすめアウトバストリートメント

私の定番はこの一本。

ラサーナ海藻ヘアエッセンス

長年国内売上No1クラスの実力派で、うるおいとツヤの出方が段違い。価格はやや高めでも、仕上がり重視なら十分に見合います。

私は普段は同シリーズのミルク、アイロンを使った日は海藻エッセンスで“集中ケア”。
平日はコスパ重視、ダメージが気になる日は高保湿、といった使い分けもおすすめ。

ラサーナ詳細を見る

【そもそも】毎日使ってるなら頻度を見直す

正しい手順でも、頻度が高いほど累積ダメージは増えます。アイロンは“必要な日だけ・必要な範囲だけ”が基本。

毎日のフルアイロンは、やっぱり傷みへの近道…^^;
もか(私)
もか(私)

くせが強くて毎日必須というケースを除き、「寝癖直し」「何となくの習慣」なら、1日おき・前髪のみなど負担を減らす工夫を。
それだけでも切れ毛の増加はかなり抑えられます。


切れ毛を予防|傷みにくいヘアアイロン

今の愛用品があっても、買い替えや次の一本で迷っているなら、“ダメージ配慮設計”のモデルを候補に。日常の負担が目に見えて変わります。

私が使ってる機種

絹女ワールド


絹女という機種で、テフロン加工のツルツルプレートが特長。摩擦が少なく、プレートの滑りが良いので、引っかかりによるプチ切れを起こしにくい構造です。

さらにプレートが広めで面を一気に整えやすく、当てる回数や滞留時間を減らせるのも強み。結果として総熱量を下げ、ダメージの蓄積を抑えられます。

美容師さんもプライベートで愛用

私にSTOP宣言を出した担当美容師さんも、プライベートではこのモデルを愛用中とのこと。
プロ目線でも仕上がり・扱いやすさ・ダメージ配慮のバランスが高評価。切れ毛が気になる人の買い替え候補として心強い一本です(^^)

絹女ワールド詳細を見る

Q&A

最後に、本文で触れきれなかったポイントをQ&Aで補足します。

切れ毛があるけどヘアアイロン使ってもいい?

使用自体は可能です。ただし、どれだけケアしてもダメージ部分が“元の髪”に戻ることはありません。
美容室で傷んだ部分を整えたうえで、本文の「傷みにくい使い方」を徹底し、これ以上増やさないことを最優先にしましょう。

ヘアアイロンで切れ毛は治る?

治りません。熱で修復することはできないため、傷んだ箇所はカットが必要。
そのうえで頻度・温度・時間・摩擦を見直し、ヒートプロテクト&アウトバスで“予防ファースト”のケアを継続してください。