「もう5年経ったし最近調子が悪い…」
もしかしてこれって寿命なの?
私自身も思い返せば、ヘアアイロンやドライヤーといった美容家電はだいたい5年くらいで買い替えている気がします。
実際のところ、ヘアアイロンの寿命ってどれくらいなのでしょうか?
今回は、そんな疑問を解消すべく色々と調べてみました。
「寿命の目安」や「よくある症状」、「長持ちさせるためのコツ」などもあわせてご紹介します!

ヘアアイロンの寿命はどれくらい?何年くらい使えるの?
「何年で壊れる」は決まっていない(かなり個人差あり)
気になって家電メーカーの公式サイトや、元開発者のブログなども調べてみましたが、
「〇年で壊れる」といったハッキリした寿命は実はないようです。
私はだいたい5年くらいで買い替えることが多いので、何となくそのくらいが目安かなと思っていました。
でもSNSやネットの口コミを見てみると、みんなの寿命は本当にバラバラ!

使い方やメーカー(パナソニック・クレイツ・テスコム・ヴィダルサスーン・サロニアなど)によって寿命に差が出る
皆さんの意見を見ていると、やっぱり使い方やメーカーの違いで寿命も大きく変わるみたいです。
使い方による違い
たとえば、コードをグルグルきつく巻いたり、よく床に落としたりしていると、どうしても寿命が短くなりがち。
もし「最近壊れやすいかも」と感じているなら、これらに心当たりがないか思い返してみてください。
逆に普段から丁寧に扱えば、ずっと長く使える場合も多いですよ。
詳しい注意点はこちらにまとめています↓↓↓
メーカーによる違い
また、あまりにも安すぎるメーカーの場合、「1年足らずで壊れてしまった」「初期不良が多い」といった声も目立ちました。
特に3,000円以下の格安モデルは寿命が短めな傾向です。
それ以上の価格帯ならあまり大きな差はなさそうですが、同じメーカーでも個体差はあるので、
「どうもおかしいな?」と感じたら、まずメーカーサポートに問い合わせるのがおすすめです。
まだ購入前で「なるべく壊れにくいものを選びたい!」という場合は、最低でも3,000円以上のアイロンを選ぶと安心です。
【よくある誤解】ヘアアイロンの寿命は5年じゃない?
「ヘアアイロンは5年が寿命」と思いがちですが、これは実は勘違い。
家電には「補修用性能部品の保有期間」というルールがあって、それが5年のことが多いんです。
これは、メーカーが「修理に必要なパーツを工場などに保管しておく期間」のこと。
製造中止になってから数年間は修理できるよう部品を保有している、という意味なんです。
この期間が終わると、部品が手に入らず修理ができなくなる場合も。
パナソニックのホームページには、ヘアアイロン(ヘアカーラー)部品の保有期間についても記載がありました。
↓↓↓
たしかに「5年」と記載されていますが、これは“製造中止から5年間”のこと。
つまり、製造が終わってから5年保管されるという意味で、ヘアアイロン自体の寿命とは別物です。
寿命を迎えたヘアアイロンの症状って?
ヘアアイロンの寿命は使い方やメーカーで変わると分かりましたが、
実際に寿命を迎えるとどんな症状が出るのでしょうか?
代表的な例をいくつかご紹介します。
電源が入らなくなる
一番多いのが、電源が全く入らなくなるパターン。
内部の部品が壊れていたり、コードが断線してしまっているケースが多いです。
「コードを無理に巻いたり、落としてしまった」など思い当たることがあれば要注意。
また、まだ保証期間内ならメーカーの無償サポートが使える場合もあるので、一度確認してみると良いですよ。
寿命を長くするポイントはこちらにまとめてます↓
焦げ臭いにおいがする・ホコリが溜まっている
電源は入るけど「なんだかホコリが焦げたようなにおいが…」と感じた場合は要注意です。
無理に使い続けると中の部品が焼けて壊れたり、ショートしてしまうこともあるので、早めにメーカーに相談しましょう。
プレートが剥がれるなどの劣化
ヘアアイロン特有の寿命サインとして「プレートの剥がれ」があります。
パッと見て剥がれている場合はもちろん、色が変わったり、真ん中部分がガサガサしているのも劣化のサイン。
そのまま使うと髪を傷めてしまうので、思い切って新しいものに買い替えましょう。
持ち手部分の劣化(ゴム部分など)
コテタイプのヘアアイロンによくありますが、持ち手のゴムが長年使っていると摩擦や熱で劣化してきます。
すぐに買い替えなきゃいけないほどではありませんが、使い心地が悪いなら新しいものを検討しても良いかも。
ヘアアイロンの寿命を縮めるNG行動&長持ちさせるコツ
ヘアアイロンを長年使っていると、どうしても経年劣化によるトラブルや寿命のサインが現れてきます。でも、日頃の使い方や扱い方を少し工夫するだけで、ヘアアイロンの寿命をぐんと伸ばすこともできるんです。
ここからは、ヘアアイロンを短命にしてしまう「悪い例」と、逆にできるだけ長持ちさせるためのコツをご紹介します。せっかくお気に入りのアイロンを長く使いたいなら、ぜひ参考にしてください。
コードをぐるぐる巻きで収納する
ヘアアイロンが突然使えなくなる原因のひとつが、コードの断線です。
最近のヘアアイロンは、360度回転するコードがついている機種が多く、昔より断線しにくくなりました。でも、やっぱりコードを何度もきつくぐるぐる巻いて収納していると、どうしても中の配線が切れやすくなり、結果的に寿命を縮めてしまいます。
解決策:コードの根元を守る収納方法
収納する時は、アイロン本体にコードをギュッと巻き付けず、ふんわりたたんでコードの根元に無理な負担をかけないようにしましょう。特に根元部分が一番断線しやすいので、優しく扱うことが大切です。
床に落とすのは絶対NG
使っている時に手が滑って床に落としたり、冷ましている最中に足や荷物がコードに引っかかって「ガチャン」と落とすこともありがち。これも大きな故障の原因になります。
解決策:耐熱ポーチで安全に冷ます
例えば、アイロンを使い終わった後は、耐熱性のポーチに入れて冷ますのがおすすめです。
シャイニーピンク耐熱ポーチ
ポーチに入れておけば落下を防げるし、ある程度冷めたらそのまま引き出しや収納ボックスにも入れられてとても便利ですよ。
ヘアアイロン前にワックスなどをつけるのはNG
ヘアアイロン前に「ヒートプロテクト」などの熱から髪を守る専用のスタイリング剤を使うのは問題ありません。ただし、ワックスなどの油分の多い整髪料をアイロン前に付けるのは避けましょう。
プレートのコーティングが摩擦で剥がれてしまったり、汚れが付きやすくなり寿命が短くなってしまう原因になります。

よくある疑問
使う頻度が少ないほど長持ちするの?
やはり使う回数が少なければ、その分長持ちする可能性は高まります。もちろん、「コードをきつく巻かない」「床に落とさない」などのポイントを守っていれば、私のように5年以上同じヘアアイロンを愛用している方もいますよ。
「家電は使わず放置すると逆に壊れやすくなる」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、これはモーターなどの可動部がある機器に多い現象のようです。
例えば、扇風機やエアコン、冷蔵庫などモーターが入っている家電は、長期間使わないと内部のモーターが錆びて劣化しやすいのだとか。でもヘアアイロンには基本的にそういったモーターがないので、頻繁に使わなくても壊れやすくなる心配は少ないと言えます。
高いヘアアイロンはやっぱり寿命が長い?
3,000円以下の激安アイロンは初期不良や故障の口コミが目立ちますが、高価なアイロンなら絶対長持ちするかというと、必ずしもそうではありません。
どんなに高いものでも使っていればいつかは壊れるもの。だからこそ、今回ご紹介した「寿命を延ばすコツ」を意識しながら使い、できるだけ長く愛用できるように心がけるのがおすすめです(^^)