プレートが剥がれてしまったそのヘアアイロン、明日も使おうと思っていますか?
「まだ一応使えるし、すぐに買い替えるのはもったいない…」「特に問題なくスタイリングできているし、もうちょっと頑張って使いたい…」そんな風に思う方も多いと思います。
その気持ち、すごくよく分かります。でも実は**プレートが剥がれているヘアアイロンは、髪を大きく傷めてしまう原因になってしまうんです**。
安全のためにも、できれば早めに新しいものに替えることをおすすめします。
今回は「どうしてプレートが剥がれたヘアアイロンは髪に良くないの?」「そもそも剥がれにくいプレートってあるの?」といった疑問に分かりやすくお答えしますね(^^)
ちなみにストレートアイロンの話ですが、コテ(カールアイロン)の場合も同じですので参考にしてください!
プレートが剥がれたヘアアイロンはすぐに買い替えるべき理由
冒頭でも触れましたが、プレートが剥がれてしまったヘアアイロンを使い続けると、**髪がどんどん傷んでしまう**ので、本当はすぐにでも新しいものに替えた方が安心です。
そもそも、ヘアアイロンで髪が傷む理由は「高温による熱」と「摩擦」の2つ。
中でも**プレートの表面が傷んでいると“摩擦”のダメージがグッと増えます**。
新品ヘアアイロンのプレートはなめらかでツルツル!
上のイラストを見てください。
左側が買ったばかりのヘアアイロンのプレート断面図。右側が使い込んで剥がれてしまったプレートの断面イメージです。
ツルツルの新品プレートの場合
新品のプレートは、表面に特殊ななめらか加工が施されていて、髪の上をすーっと滑るようにスライドします。
剥がれたプレートの場合
でも長く使っているうちに、そのコーティングが摩耗し、ガサガサの状態に。
この状態で髪をはさむと、髪が抜けやすくなったり、表面のキューティクルが摩擦で削られてしまったりします。
「最近アイロンしたときに髪がプチっと切れやすい」「毛先のパサつきがひどくなってきた」など思い当たる方は、もしかしたらプレートの摩耗が進んでいるサインかも…。
知らない間に、髪がどんどん傷んでいる可能性があるので注意しましょう。
ここからは、「これから買い換えるならどんなプレートが剥がれにくいの?」という疑問にもお答えしていきます!
剥がれにくいプレートはどれ?おすすめ素材もチェック
せっかく新しいヘアアイロンを買うなら、できるだけ長くツルツル状態を保てるものが理想ですよね(^^)
「チタンプレート」や「セラミックプレート」って聞いたことありませんか?
実はこれらの素材は、金属の中でもとても硬いので、表面加工が長持ちしやすい特徴があります。
プレートに使われる素材の“硬さ”を比較してみました!
下の表は、よくヘアアイロンに使われているプレート素材の硬さ(モース硬度)を比較したものです。
この表からも分かるように、**セラミックは特に硬く、チタンもかなり高い硬度**を持っているので、表面がすり減りにくく、長く使ってもなめらかさを保ちやすいんです。
剥がれにくさも大切ですが、実は**「傷みにくさ」**を重視することも大切。
髪にやさしいプレート選びのポイントを別記事にまとめているので、「次こそは髪を傷めないヘアアイロンを選びたい!」という方はこちらもぜひ参考にしてください(^^)
ヘアアイロンのプレートを剥がさないために大切な使い方
「プレートが剥がれやすい…」「せっかく買い替えたのにまたすぐ剥がれそうで不安…」
そんな方は、ヘアアイロン選びも大切ですが、**日頃の使い方を見直すことがプレートを長持ちさせる一番のポイント**です!
ここでは、私も実践している**プレートが剥がれにくく、さらに髪にもやさしい使い方**をご紹介します。
ぜひ新しく買い替えた後の参考にもしてみてくださいね。
髪は事前にブラシでしっかりとかす
まずは、アイロンのスライド回数をできるだけ減らすことが大切。
寝起きで髪が絡まったままだと、一度スライドしただけではなかなか真っすぐにならず、何度もプレートを滑らせることになってしまいます。
アイロン前にブラシやコームでしっかり髪をとかしておくことで、少ないスライド回数でしっかりスタイリングでき、**プレートの摩耗や剥がれ防止、髪のダメージ予防**にもなりますよ!
スタイリング剤はヘアアイロン後につける
カールやストレートをキープするためにスタイリング剤を使う方も多いですが、
**基本的にスタイリング剤はヘアアイロンの後につける**のが正解!
アイロン前につけてしまうと、プレートにベタベタ成分がついて摩擦が増え、剥がれやすくなるだけでなく、髪も傷みやすくなってしまいます。
スタイリング剤は、ヘアアイロンで形を整えたあと、軽くなじませるように使うのがおすすめです。
ヘアアイロン専用のスタイリング剤は、シリコンなど熱から髪を守る成分が配合されているので、
こういった専用アイテムなら**ヘアアイロン前に使ってOK**。
しっかり髪を保護しつつ、摩擦やダメージを抑えてくれます。
アイロンは“ぎゅっ”と挟みすぎない
ついクセで髪をしっかり挟みがちですが、**力を入れすぎるとプレートの摩耗や剥がれの原因に**なります。
また、髪にも余計な負担をかけてしまうので注意!
アイロンは、熱の力で髪を伸ばすもの。軽い力で挟んで、スーッと滑らせるだけで十分効果があります。
強くはさみすぎないよう意識してみてくださいね。
プレートに隙間があるタイプは要注意
使い方の工夫も大切ですが、**プレートとプレートの間に隙間が大きいヘアアイロンは、摩耗しやすく剥がれやすい傾向**があります。
隙間があると、力が一点に集中しやすく、結果としてプレートの寿命が縮まってしまうことも。
選ぶ時はできるだけ**隙間の少ないヘアアイロン**を選ぶのがおすすめです。
私が愛用している「絹女(きぬじょ)」のヘアアイロンは、プレートの隙間がとても少なくて滑りもなめらか。
今のところ剥がれもなく、長く使えています。
**髪の傷みに配慮した設計**になっているので、プレートの剥がれや髪のダメージが気になる方はぜひ一度チェックしてみてください(^^)